早く・安全・確実な作業で人体に有害なアスベスト(石綿)を完全に取り除きます。
アスベスト問題とアスシール工法
石綿(アスベスト)は、それが持つ耐熱性・耐火性・吸音性・耐摩耗性・断熱性などの特性で、建築用途や工業用途等に大量に利用されてきましたが、近年石綿粉じんの有害性が明らかになり、国内レベルで各種法規制が行われ専門業者による安全化処理工事が進められています。
菊水科学工業株式会社は、石綿工事用薬剤・建築用仕上材・耐火被覆材等のメーカーであり、又、石綿処理工事についても処理工法を確立し、早くから安全に処理工事を行うことでこの問題に取り組んできました。
アスシール除去工法はいち早く技術審査証明を取得し、数多くの実績でお客様に評価を得ています。封じ込めについても、アスシール固化工法用材料の大臣認定を取得しています。
弊社では、上記の菊水科学工業株式会社のアスシール除去工法を用いて責任をもった施工体制を確立しております。
対策工法概要
建築物の既存の飛散性石綿を処理する方法として、石綿を除去する方法・固化(封じ込める)方法・囲い込む方法の3つの方法があります。
除去工法
除去工法は、石綿を安全・確実に除去する工法であり、危険な石綿から永遠に決別でき、弊社が一番に推奨する工法です。
アスシール除去工法はBCJ-審査証明-88を取得しており、工事の各段階で安全を確保して除去を行い、安全を確認した上でお引き渡しします。なお、復旧工事も各種復旧材により対応いたします。
固化工法
固化工法は、石綿の表面を石綿飛散防止剤という薬剤で固めて、危険な石綿粉じんの飛散を防ぐ工法です。除去に比べ処理費用が安くなりますが、将来の解体時には除去が必要になります。
アスシール固化工法はBL-審査証明-003を取得しており、さらに使用する薬剤は大臣認定を取得しています。工事の各段階での安全を確保しつつ、石綿を封じ込め飛散しないようにするものです。
囲込工法
囲込工法は、アスベストの部位をボード等で囲って石綿粉じんの影響を無くす方法です。囲い込みに使用する部材の選択で価格について幅があります。
又、この工法の技術上の要点は、ボードの継ぎ目の隙間を確実にシールすることです。工事の安全確保については、除去工法、封じ込め工法と同様の基準が必要です。
責任施工システム
塚本建装では、お客様からご相談頂いたアスベスト有無の調査・診断やアスベスト除去工事、 その後のアフターフォローまで全て自社で行ういわゆる一貫体制・責任施工を行っております。
アスベストの調査・診断やアスベスト除去工事をご検討の方は、長年の経験と豊富な実績のある塚本建装にお任せください。
調査見積
対策のスタートとして、既存の建築物や工作物について、設計図書や採取分析調査を行い、アスベストが含まれているかどうかを明確にします。
石綿を0.1%を超えて含有する場合で、飛散が認められる場合や、飛散の恐れのある場合は、対策が必要になります。現場調査の上、工事見積をいたします。
- 設計図書調査:設計図書に記載の材料名、施工時期などから、アスベストの含有の有無を調査します。
- 採取分析調査:専門の分析機関に依頼して、定量分析により種類と含有率を確定します。
- 現場確認調査:目視調査を行い、劣化状況の確認の他、施工を想定した施工調査を行い、見積を実施します。
施工計画
ご希望に沿って、物件に対応した施工計画書を作成します。
- 施工計画作成の段階で、元請、下請、関連業者等について施工組織を明確にして、管理者を選任します。
- 日程計画を作成し、環境濃度測定計画、管理型産業廃棄物処理計画を予定に入れます。
- 監督官庁へ決められた期日以内に、特定粉じん排出等作業実施届出、建設工事計画届出、特別管理産業廃棄物管理責任者設置報告書を提出します。
責任施工
安心していただける施工と安全の徹底管理を実施しています。
- 各届出・計画書が受理されたら、施工計画書に従って事前環境濃度の確認、事前清掃、資材の調達・搬入の順に作業を進めていきます。
- それぞれの工法の作業工程に沿って安全の確保を第一として、順次作業を進めていきます。
- 石綿作業主任者を常駐させ、安全な施工を指揮し、管理させます。
- 対策処理が終わり、作業室の安全性が確認された後に養生を解除して、最終清掃・片付けを行います
- 廃棄物を運搬業者に引き渡し、マニフェストを発行し、認可を受けた最終処分場で埋め立て等処分をします。
- それぞれの工法に於ける検査項目について工事検査を行い、記録します。